コラムVol.2【水は大切】
こんにちは。公認スポーツ栄養士の岡本です。
まだまだ暑さに慣れていないこの時期、水分補給の大切さをお伝えしたいと思います。
おそらく、このコラムを読んでくださっている方々は、水が大切であることはご存知のことでしょう。カラダの中で、水は何に使われているか考えたことはありますか?
栄養士が説明する際は、
〇生きるための化学反応のため
〇エネルギーを作りだすため
〇体温を保つため
このような理由を挙げています。
栄養素は体内で水に溶けた状態で運搬・除去されます。すべての栄養素が水に溶けた状態で化学反応を繰り返して働きます。栄養学は化学の応用といったところでしょうか。
サッカーのためのエネルギーを効率よく作りだすために栄養素と水は必要ですし、熱中症予防の発汗にも水は必要です。
水分補給は1年を通して重要ですが、特に夏日を超える気温(25度以上)の日は、サッカーの1時間前から水分補給の意識が必要になります。暑さに慣れていない4月5月は特に注意しましょう。
〇練習が始まる30分前には、300~500mlの水分を30分かけて補給する
〇運動中は喉が渇く前に、20分おきに100~200mlの水分を補給する
〇暑熱環境下では、水分と電解質だけではなく糖度も意識する
〇運動後もこまめに水分補給をする(食事が摂れないほどの量は飲まない)
水分が細胞内で効果的に働くまでには、摂取してから20分程度時間を要します。練習開始直前に水分補給を始めても間に合いません。
カラダの化学反応を考えた水分補給に取り組んでみると、この夏は元気に乗り切れること間違いなしです。
(管理栄養士 岡本)